強力アピール!採用担当を惹きつける職務経歴書の書き方

近年、求人に応募する際、履歴書とともに「職務経歴書」の提出を求められることが増えてきました。
職務経歴書とは、履歴書では書ききれない具体的なキャリアやスキルを記載し、やる気をアピールする書類。
担当者により深くあなたを知ってもらい、効果的に売り込むことができる、求職者の強い味方です。

この職務経歴書を効果的に活用すれば、採用のチャンスがぐんとアップすること間違いなし!
そこで今回は、基本的な職務経歴書の書き方についてご紹介しましょう。

作成するときはここに注意

実際の作業に入る前に、作成にあたっての注意点を挙げておきます。

職務経歴書は、同じものをいくつもの応募先に使うことはNG。というのもこの書類は、応募先企業が採用・不採用を決める重要な材料となるため、作成する側も、先方が知りたいことや、求めることに合わせてアピールする必要があるのです。
経歴は同じなのだからと、同一の職務経歴書を使いまわさないようにしましょう。

●履歴書との差別化を

履歴書にも「職歴」や「自己アピール」の欄はありますが、それをそのまま書き写したような職務経歴書では意味がありません。履歴書では書ききれなかった、相手側にとってメリットになるような自分の経験、能力をここで思いっきり披露しましょう。

●面接を念頭に置いて作成する

職務経歴書は、面接の際、先方の資料になるもの。その内容に関して質問をされることが多いため、どんな質問をされるか、どう答えるかを前もってシミュレートすることができます。質問されたとき、自分がアピールしやすい内容にしておくと有利です。

●まずは経歴・能力の棚卸しから

職務経歴書は、一般的にはA4縦の用紙1~2枚に横書きのものを、パソコンで作成します。ネット上にさまざまな様式の入力フォーマットがあるので、利用してもいいでしょう。もちろん手書きでもOKで、専用紙も市販されています。 それではいよいよ、準備から作成まで順を追ってみていきましょう。

どんな職場で働いてきたか

社名、事業内容、所在地、従業員数などを確認しておきます。

どんな仕事をしてきたか

「いつ」「どういう部門で」「誰に対し」「何をしたか」を書き出します。

貢献、達成したこと

自分の仕事が、会社に貢献したこと、達成したことを、できるだけ具体的に書いてみます。数値やグラフなどデータがあればそれも用いるとベター。

マネジメント経験

リーダーやマネジャーの経験があれば、そのチーム名と自分の役割を書きます。

自己啓発や資格取得など

スキルアップのための勉強や資格取得、また社内表彰などがあればリストアップ。 

自分の能力をまとめる

以上の内容をもとに、自分の職業能力をまとめます。「自分にできること」「持っている知識」の二点を軸に書き出してみましょう。

やりたいこと、自己PRしたいこと

転職先でしたいと考えている仕事について、また能力や経験、仕事への意気込みなど、自分をPRしたい点をあげておきます。

●形式を選ぶ

職務経歴書には大きく分けて「編年体式」と「キャリア式」の二つのパターンがあります。

・編年体式

経歴を時系列順に書いていく方法。基本的には、入社・異動・昇進・退職などの見出しと、それぞれの職務内容となります。長年、同じ業務に携わってきた場合に適しています。

・キャリア式

職務内容ごとに経歴をまとめる方法。同じ業務経験(キャリア)であれば、別々の職場でもひとまとめにできます。これまでの経験をわかりやすく示すことができ、幅広いキャリアを持つ人に向いた書き方です。

●形式にあわせて作成する

記載する材料がそろい、形式も決まれば、おおまかに「職務経歴」「職業能力」「自己アピール」といった構成で、作成していきます。注意点は以下の通り。

◎長文は使わず、できるだけ箇条書きにします。

◎企業名、学校名、資格などは、略したりせず正式名称で。たとえば、㈱○○ではなく、株式会社○○と書くようにします。

◎専門的な用語や内容については、カッコをつけてその説明を記載すること。

◎退職理由は通常、「一身上の都合」とします。

職務経歴書を作るとこんな効果も

職務経歴書を作る際には、過去の経歴を振り返って整理したり、自分の売りを考えたりするため、次のようなメリットも望めます。

●自分の能力や価値に気付き、あらためて認識できる!

●自分自身の長所を正しく評価し、自信がわいてくる!

●能力や経験が整理できたことで、自己PRが得意になる!

いかがでしたか。面倒なイメージのある職務経歴書の作成ですが、一度作成を経験すると、その後もいろいろな場面で役に立つことが実感できるはず。
ぜひ、あなたの能力とスキルと熱い気持ちをいっぱいに詰め込んだ、担当者の目にとまる職務経歴書を完成させてみてくださいね!

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