ここで差がつく! 採用担当の目にとまる履歴書の書き方
- 2015-12-22
- 転職マニュアル
就職・転職をめざしたとき、希望する職場に行う最初のアプローチ、それが履歴書。採用担当者は、まず履歴書を見て、あなたの能力・性格・人物を判断しようとします。
たった2ページの書類だけれど、履歴書はあなた自身を映し出す鏡。これまで何度も書いてきた方も、書き方のマナーをしっかりおさえて、「この人と会ってみたい」と思われるような、魅力ある履歴書を作ってみませんか。
目次
履歴書は第一印象が決め手!
人と人との出会いと同じように、履歴書も第一印象が重要なポイント。たとえば、ていねいに見やすく書かれた履歴書と、いかにも急いで書いたような履歴書。しっかり各項目が埋められている履歴書と、空欄の目立つ履歴書。両者から受ける印象はまったく違いますよね。
担当者にとって、履歴書はあなたとの初めての出会いでもあります。このツールを有効に使い、期待感あふれる出会いを演出すれば、その後に続く面談などでも大きなアドバンテージになること間違いなし! 最近ではデジタル作成のものも増えていますが、やはり基本は手書きです。誤字脱字のない丁寧な文字には、あなたの誠意が表れるもの。デジタル作成の場合も、真剣さや誠実さが伝わるよう、見やすさに気を配るなど、心を込めて作成することが大切です。
それでは、項目別に書き方をみていきましょう。
①日付
日付は書いた日ではなく、投函日にします。持参の場合は、当日の日付に。年は、履歴書全体を西暦か元号で統一します。
②氏名
氏名は、姓と名の間に半角ほどのスペースを入れると、見やすくなります。
③証明写真
白いシャツと黒や紺系のスーツが基本。クオリティを重視するなら写真館がおすすめです。
スピード写真やデジカメで撮る場合は、背景、髪形や服装の乱れによくよく注意を。メイクは控えめにし、やや口角を上げるとやわらかい印象になりますよ。また、写真がはがれたときのために、裏に氏名を書いておくとよいでしょう。
④学歴・職歴
高校までは卒業のみ、大学からは入学も記載します。職歴が書ききれないときは、学歴の義務教育の部分を省略するか、最後に「詳細は職務経歴書記載」と記入し、職務経歴書を添付すること。
退職理由は、基本的には「一身上の都合」と記載しますが、理由を書く場合も、前職への不満などはご法度。前向きな転職であることを示しましょう。ブランク期間に資格取得の勉強などしていた場合は、それも書くとよいでしょう。
⑤資格・免許
何をアピールしたいのかによって書く資格を考えます。全てを書く必要はありません。一貫性のない資格をたくさん書くと、逆に印象を悪くすることもあるので気をつけること。また、英検5級のような誰でもとれる資格は書かないほうが無難。取得する予定の資格もOKですが、いつ頃取得予定なのかを明確に書きます。
⑥自己PR、志望動機・特技
数ある中で、その会社を選んだ理由を端的に伝えるとともに、その中で自分の経験やスキルをどう生かせるのかを書くのがポイント。担当者は、あなたが真剣に自社で仕事をしたいのか、そしてどんな能力を発揮し、どのように貢献できるかを見極めようとしています。その会社での仕事に対する熱意と、実際の現場でどんな役割や活躍ができるのかを、具体的にしっかり伝えることが大切です。
逆に「充実したい」「経験を積みたい」などの、自分目線の理由は書かないように気を付けて!
⑦希望条件
職種、勤務地、給与や残業などについて、譲れない条件があれば書きます。 とくに複数の職種を募集しているときは、希望職種を書くのを忘れずに。
希望給与は、募集要項の範囲内で、前職と同等か、やや高い程度が常識的。とくに記載しない場合は「貴社規定に従います」としておきましょう。
履歴書作成のタブー・ワースト3
①誤字・脱字・記入漏れ
これは致命的! 仕事の能力や取り組む姿勢までも疑われかねません。封をする前に、しつこいほど見直して。
②修正はNG!
たとえ小さな一か所でも、間違えてしまったら書き直しを。修正液、修正ペンは使わないこと。ペンで書く前に鉛筆で下書きをすると万全です。
③見本の丸写しをしない
履歴書についている見本やネットのサンプルを丸写しにすると、いかにも無難で個性のない履歴書に仕上がってしまいます。なにより百戦錬磨の採用担当者にはすぐわかってしまうもの。せっかくのチャンスを無駄にせず、自分らしい言葉でアピールしてください。
履歴書はあなたと新しい職場を結ぶ最初の一歩。ここからすべてがスタートする大切な出発点です。 見る人の心に響く、あなたならではの履歴書とともに、輝く未来へ踏み出しましょう!