「介護の仕事は向いてない」と思ってしまったら
- 2015-12-22
- 介護職のお役立ち情報
誰でも一度は思う「今の仕事は向いていない」
あまりにも忙しく働いていると、ふとした瞬間に「私はこの仕事に向いていないのかも」などと悩んでしまうこともあるでしょう。 きっと一度は思ったことがあるはずです、「私に介護職は向いていない」と。
身体が疲れていると、心まで疲弊してしまうもの。 でも、この様に悩むことは介護職に限りません。
「介護の仕事、向いてる？向いてない？」とあなたが悩んでいるように、他の仕事に就いたとしても同じように悩む日が必ず来ます。
すぐに辞めることを考えるのではなく、もう一度「自分は本当に介護職に向いていないのか」を考えてみませんか？
「こうでありたい」という姿に到達できていないから、悩む
どんな仕事であっても、「私にはこの仕事は向いていない」と考える時は「自分にはこの仕事をするだけの実力がない」と考えてしまっていることが多いです。
仕事で失敗をしてしまった。
なかなか仕事が覚えられない。
介護だと、もしかしたら利用者さんとの関係が上手くいかないと考えている人もいるかもしれません。 介護職は利用者さんはじめ同僚や上司との関係が上手くいかず、悩んでしまう人も多い業界です。
でも、そんな風に悩んでいるということは「あなたにはなりたい理想像がある」ということ。
利用者さんともっとコミュニケーションをとりたい、そして喜んでもらいたい。
だからこそ、仕事ができるようになりたいと思うし、今自分に足りないところも目について落ち込んでしまうということです。
こうやって考えられる人は、まだまだ成長できる伸びしろを持っています。
統計によれば、介護職で働いている人の54パーセントが「働きがいのある仕事だと思ったから」と答えています。
実際に働いてみて、辛いことも多いと思いますが「やりがい」の意味が解った人も多いはず。
辛い中でも「ありがとう」と言ってもらえること、感謝をしてもらえること、自分のスキルが向上すれば、それはそのまま利用者さんの過ごしやすさや満足度に繋がっていきます。
自分がやった仕事に対して「ありがとう」が言ってもらえるような仕事はそうたくさんありません。
利用者さんの笑顔にパワーをもらいながら、一気にでは少しずつスキルを高めていきませんか？
誰かを頼ってみませんか？
介護の仕事をやめようか、と悩んでいる人の中には「誰にも自分が抱えている思いを打ち明けることができず、思い悩んでいる」というケースも多いです。
介護職員はどこの施設でも十分な人員を確保できているとはいえず、めまぐるしい仕事の中で「みんな忙しいんだから、愚痴ったらいけない」と思ってしまっているひとはいませんか？
優しくて、人のことを考えられる人ほどそうやって我慢をして、ため込んでしまいます。
もしそうやって悩んでいる人なら、「思い切って周囲の人に自分の気持ちを打ち明けてみる」ということをされてみては？
自分が思い悩んでいることは、相手も同じように悩んでいることの可能性があります。
同じ様に頑張っている仲間に愚痴は言いにくいかもしれませんが、そうやって自分の胸の内を打ち明けることで、「やっぱり自分は介護に向いている」と確認できることもあります。 また、本当の気持ちを打ち明けることで相手との絆が深まり、よりチームワークが円滑になる可能性もあるでしょう。
相手も自分も、お互いの苦手なところをカバーし合えるようになります。
1人で背負い込み過ぎるのではなく、チームで施設やデイサービスを守って行くのだということを考えれば、気持ちも少し楽になって「続けよう」と思えるのではないでしょうか。
